[metaslider id=”11728″]
講師のご紹介
Webデザイン・コンテンツ制作担当講師
和田 新作 Shinsaku WADA
株式会社デザインペンギンミルク 代表取締役
グラフィック/Webデザイナー
1983年、山口県下関市生まれ。2012年、Design Pen,Gin Milk Co., Ltd.設立。個人、企業、官民を問わず、デザインを切り口に問題解決の提案を行っている。Webやグラフィック領域を主として、素材作りから制作・運用まで、扱う範囲は限定しない。
Message
受講前と後とで明確に変わるものがあるとすると、それは技術でも知識でもなく、「意識」だと思います。今まで何を見て、何を見ていなかったのか。How to本の中にはない体験をして帰ってください。
講師インタビュー
講師インタビュー企画の第4弾は、Web担では写真やコピーライティングなどコンテンツづくりについての講義を担当される、和田講師です。
Web担: 和田講師、本日はよろしくお願いします。
和田: よろしくお願いします。
Web担: 和田講師はビジュアル・コンテンツにクローズアップした講義の中で、写真は「撮る」のではなく「つくる」んだ、と言及されていますね。
和田: はい。すごく簡単に言ってしまうと、写真ってシャッターを押したら撮影できますよね。
でも、写真を通してきちんと情報やメッセージを伝えようとした時、その写真が完成する瞬間っていうのはシャッターを押す瞬間ではないんです。
Web担: というと?
和田: 例えば、ある商品の写真を撮影するとします。その商品写真というのは、どういう使われ方をするんでしょうか。
カタログに掲載される商品写真なのか、インパクトをもって広告デザインの一部を構成する写真なのかによっても、その商品をどのように撮影するべきなのかが違ってきますよね。
Web担: 確かにそうですね。
和田: 別の例を挙げると、例えば自社のWebサイトに「社長挨拶」というページがあって、そこに社長のポートレイト(人物写真)を掲載するとします。当然、社長の写真を撮影することになるんですが、その写真を撮影する時、どんなことに気をつけたらいいと思いますか?
Web担: なんでしょう……「一張羅を着てきてもらう」とか。
和田: パブリックな媒体に掲載される写真を撮影する以上、社長ご本人に服装や身だしなみを整えて頂くことはもちろん大切です。
それと同時に、写真に映り込むすべての要素に対して気を使って、その写真に写すべきもの、写さないべきものをコントロールすることが大切です。これが写真を「つくる」ということなんですね。きちんと整えられた写真を撮影するためには、シャッターを押す瞬間ではなくて、シャッターを押すまでの準備が大切なんだよ、っていうことなんです。
だって、自社のWebサイトに掲載された社長のポートレイトに飲みかけのお茶が写っていたり、ネクタイが曲がっていたり、たまたま搬入されたばかりの段ボール箱が映り込んでいたりしたらイヤでしょう?
Web担: うーん、それはイヤですねぇ。
和田: 写真を「つくる」って、そういうことなんです。言われてみれば、これって当たり前のことじゃないですか。でも言われてみないと、当たり前をアタリマエにすることって難しいんですよね。
Web担の講義では、そういう本来「アタリマエ」なことをきちんと認識してもらうことで、写真のクオリティを向上させる「意識」を学んで頂くつもりです。これはノウハウ本を読んでも理解しにくいところだと思っています。
Web担: 和田講師の「写真と動画」の講義は、楽しいというアンケート結果もありますね。
和田: 楽しんで頂けたならとても嬉しいです。写真って、Webサイトのなかでも重要な位置を占めるビジュアル・コンテンツですからね。ただ楽しいだけではなくて、受講された方々にとって有益な「コツ」を身に着けて頂けるよう、頑張っていきたいと思います。
Web担: 和田講師、本日はありがとうございました。
和田: ありがとうございました。