今、経営陣がWeb知識を持っている企業は驚くほど伸びている。

なぜ経営陣にWeb?

経営陣にWeb知識が必要な理由

・インターネットは苦手だから若手にまかせている。
・モチはモチ屋・・・ホームページはプロにお任せ。
・Web知識は本当に必要?対面営業に勝るものはないよ。

このように感じている方は多いかもしれません。
特に、企業活動の最も重要な業務で忙しい経営陣にとって、

・範囲が広く情報量が膨大で
・どこから手をつけてよいか、わかりずらい

「Web知識」を習得することに、積極的な意義を見出せないかもしれません。

しかし、断言できます。

経営陣に「Web知識」は必要か?
と問われれば、

「はい、経営陣にとってWeb知識は絶対に必要です」と。

このページでは、企業の中枢を担う経営陣が「Web知識」を習得することの重要性について、考察したいと思います。

目次

Web活用が企業の業績を左右する時代に

中小企業白書(2016年版)によれば、IT活用の有無が企業の業績を大きく左右することが明確になりました。
中小企業白書(2016年版)
この場合のITとは、ホームページなどを含むWebやIoT(モノのインターネット)、業務効率化を指しています。

実際、多くの企業が自社ホームページを開設しています。

2017年7月の商工中金の報告によれば、77%の企業がホームページ開設済み。
検討中の企業も含めると85%近くに達します。(商工中金 中小企業のIT活用に関する調査

また、総務省が平成28年に発表した通信利用動向調査報告書(企業編)によれば、従業員100名以上の企業で見れば、ホームページを開設している企業は9割を超えています。

なお、先ほどあげた中小企業白書(2016年版)によれば、企業が考える自社ホームページの効果として

・営業力・販売力の強化
・売上の拡大
・顧客満足度の向上/新規顧客・新市場開拓

などが上げられています。
ここからは、ただ「名刺代わりに開設した」以上の効果を求めて、多くの企業が自社ホームページを運営していることが、読み解けます。

では、実際のところホームページはどの程度効果を上げているものでしょうか?

顧客獲得にホームページを活用できていない企業が8割

とあるIT企業が2018年4月に興味深い調査結果を発表しています。

それは、BtoB企業に勤めるWeb担当者を対象にしたアンケートです。
~BtoB企業のマーケティング担当者に聞いたデジタルマーケティングの活用実態 vol.2~

設問は、経営者が求める目標達成のために、あなたが必要だと考えるインターネットを活用した顧客獲得施策は実現できていますか?というもので、簡単に言えば、

・顧客獲得にWebを生かせているか?
・それも、経営陣が期待しているレベルに達しているのか?

ということです。

この質問に対する回答は、ざっくりとまとめると

「できている」「どちらかといえばできている」が2割
「全くできていない」「あまりできていない」が5割
「どちらでもない」が3割

つまり、Webを活用した顧客獲得施策に、ある程度満足できている企業は、たったの2割。
半分の企業は自社のWeb活用に不満を持っている状況が伺えます。

さらに注目すべきは「どちらでもない」の3割。
そもそもWeb活用に企業として期待していないか、その重要性を認識していないか、のどちらかでしょう。

いずれにせよ、BtoB企業では、顧客獲得にホームページを活用できていない企業8割に上ることが理解できます。

自社ホームページに感じる違和感の正体

前項で見たことをまとめますと、多くの企業が、

・その重要性を感じ、
・自社ホームページを開設しているが、
・しかし、大半の企業が自社ホームページを有効活用できていない

といった実態が見えてくるでしょう。

よく、経営者の方とホームページやWeb戦略の話をしていますと、

「ウチのホームページは悪くはないんだけど、なんか違うを感じがするんだよ。どう思う?」

と聞かれることがあります。
さらに、よくよく話を聞いてみると、だいたい以下のようなところに落ち着きます。

・ウチのホームページ、全く反応が無いんだよ
・リニューアルして綺麗になったけど「想い」が伝わらない
・プロに任せたけれど、いまいちウチのことをわかってない

本来ならば、もっと自社ホームページが活用できるハズなのに、思ったほど成果が上がらない。いや、期待外れの結果だ。となります。

前項で見たとおり、8割の企業が「顧客獲得にホームページを活用できていない」ことを考えれば、当然の結果かもしれません。

では、なぜこのようなことがおきるのでしょうか?
なぜ、皆さんは、自社ホームページに、このような「違和感」を感じるのでしょうか?

「モチはモチ屋」の落とし穴

違和感を感じられる経営者の方に、どのように自社ホームページを制作されていますか?と質問しますと、

・「Web」は制作会社にお願いしてるよ。
・「モチはモチ屋」が一番じゃ無いかなぁ。

と、おっしゃる方は多いように感じます。

「モチはモチ屋」・・・実は・・・。
ここに、とんでもない落とし穴があるのです。先ほどの、

・ウチのホームページ、全く反応が無いんだよ
・リニューアルして綺麗になったけど「想い」が伝わらない
・プロに任せたけれど、いまいちウチのことをわかってない

ですが、少し厳しい言い方をさせていただければ、これは「当然」の話です。

確かに「モチはモチ屋」です。
しかし、ホームページ制作会社の大半は、ホームページを作ることが専門であって、「売ること」が専門ではありません。

つまり、

「綺麗なホームページ」や
「お客さんのイメージ通りのホームページ」

を作ることは得意であっても、

「顧客を獲得するホームページ」

を作ることは得意ではありません。
実は「モチはモチ屋」の「モチ」が異なっているのです。

「モチはモチ屋」でも「モチ」が違う

例えばこういうことです。

仮に、パン屋さんを新規開店するとします。

この時、内装会社に店舗デザインを頼むことになるでしょう。
お店のコンセプトや店舗のイメージなどを伝え、何度も相談しながらデザインを固めていくと思います。

しかし、その内装会社に、パン屋さんの集客までお願いするでしょうか?

そんなことはしないですよね。

実際は、自分で集客するか、外注するにしても集客の専門家に頼みますよね。
こうした判断ができるのは、詳細は知らないまでも、店舗設計と集客は違うものだ・・・という最低限の知識があるからです。

ところが、これがWebになってしまうと、途端におかしな話になります。

自社の要となるコーポレートサイトでさえ、自社でWebの舵取りができない状況であると、ホームページ制作会社に全てを任せてしまうのです。

偶然、その制作会社が業界に詳しく、自社のことを理解して、フィットしたホームページを作ることができればラッキーです。しかし、その確率はかなり低いと言えるでしょう。

「モチはモチ屋」だと思ったら、違う「モチ」だった。

これが、多くの経営者さんが自社ホームページに感じる違和感の原因なのです。

経営陣にWeb知識が必要な理由

ここまでくれば、

なぜ、経営陣にWeb知識が必要なのか?

については、お察し頂いていることと思います。

大切なことですので、改めて整理しますと、

・IT活用が企業の業績を左右する
・中でもホームページなどのWeb活用は営業・顧客獲得に期待
・しかし、満足に活用できている企業は2割
・その原因は専門でないところに「丸投げ」しているから

ということです。

では、企業がWebを活用して、顧客獲得などの成果を上げるにはどうすれば良いでしょうか?
その答えは、

「経営陣がWeb知識を持つこと」

以外にありません。

やはり、本当に、自社にフィットしたWeb戦略を考えることができるのは、自分たちや、自分たちの商売、顧客、業界のことなど、深い部分まで知っている「自分たち」です。
そして、その中でも更に経営陣であることが重要なのです。

ただ、もちろん会社の実情に合わせて、外部業者に頼る部分も多々出てくることと思います。

その場合でも、本当に重要な部分は自分たちでコントロールし、

・外部に任せても良い部分
・自分たちではできない部分

を外注する。
というスタイルにしないと、内装会社にパン屋さんの集客まで丸ごとお願いすることになりかねません。

そのような悲劇を避け、企業でWebを有効活用し、業績をアップさせるためにも、経営陣がWeb知識を持つことは必要不可欠なのです。

経営陣がWeb知識を賢く学ぶには

とはいえ、経営者の本業は、あくまでも会社経営にあります。

Webのプロフェッショナルになる必要はありません。
専門的な知識を深く追求したり、細かなテクニックを覚える必要もありません。
そういった部分は、Web担当者や現場の運用メンバー、外部業者に任せるべきです。

経営陣がWeb知識を賢く学ぶには、舵取りするためのWeb知識の中で、経営者にとって必要な部分を見極めて身につけることです。

少し時間はかかるかもしれませんが、

・Webマーケティングの入門的な書籍を数冊学習する
・入門的なセミナーをいくつか受講する

などによって、ある程度エッセンス的なものは身につくかと思います。

企業の明るい未来のためにも、経営陣が率先してWeb知識を習得して、Web活用を促進していきましょう。

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最後に手前味噌になりますが、
Webを学びたいが、あまり時間がない・・・そのような経営陣のために、Web担では、

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ただ、言葉で説明しても、いきなり参加するのはハードルが高いと思います。
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松口賢士

Web担プロデューサー
松口賢士 Kenji MATSUGUCHI

株式会社翔栄クリエイト
ブランディング事業部 事業部長