S株式会社様(金属加工業)

受講生インタビュー

今回インタビューにお応えくださったのは、第3期研修を修了されたS社の北島様と堀田様。創立60年を超える、プラント設備の製作などを手がける企業様です。

S株式会社様

Web担第3期 修了生

S株式会社様
Web担(以下、W): 早速ですが、まずはWeb担を受講されたきっかけについてお聞かせ頂けますか?

北島様(以下、北): 実はちょうど自社ホームページを非常に問題視していたんです。B to B企業ということもありあまり力を入れていなかったのですが、採用に関して問題がある、と。今は売り手市場ということもあって思うように新卒を採用できていないことから、やはりホームページをなんとかしようと思っていた矢先に、今回のモニター受講枠のお話がありました。「これは絶対に価値がある」と思い、受講を決めました。

W: Web担の受講に際し、具体的にはどのようなお悩みがありましたか?

北: まず、社内に作れる人間がいないんです。現在は外注しているのですが、社内で更新ができない。ちょっとした変更でも外部にお願いしなければならないためそのスピード感に悩んでいて、今後は(社内で更新できるように)WordPressを導入するべきだと話をしていたところでした。Web担は自分たちで運用できるようになるということはもちろん、1社あたり3名まで受講できるというのも魅力でした。

W: というと?

北: Web運用に関して、社内で共通言語をもって話ができないというのが本当に苦しくて、また問題だとも感じていました。複数の人間が専門家から同時に教わり学ぶことで共通言語を持てるようになったことは、会社にとっても価値あることだと思います。

W: 社内に「Web担当チーム」が誕生したわけですね。

北: そうですね。これまではお金をかけてプロに任せてしまえば、それなりに立派なものができて、問題解決になるだろうと考えていましたが、「それは絶対に違う」と認識を新たにしました。マーケティングなどについてもきちんと理解していなければ、せっかくお金をかけても解決にはつながらないと気づいたんです。

W: それは大きな気づきですね。研修を通して、他にも気づきや発見はありましたか?

堀田様(以下、堀): 実は私は商業高校でマーケティングを少しかじっていたのですが、ペルソナなどは全く知らず、今回の受講を機にイチから勉強し直しています。Webを活用して成果を出すための手法など、とても勉強になっています。新しく覚えることだらけで混乱することもありますが、なんとか食らいついてました。

北: Webサイト構築の流れ、情報をワイヤーフレームに落とし込むための考え方、顧客体験設計などは今回初めて知りました。まだ社内で詰めてはいませんが、色々と自分なりに見えてきたところがあります。

W: 逆に、苦労したところはありましたか?

北: B to B企業ということで、社内にどれだけ資格所有者がいて、これだけの電気事業法の施工法の許可を持っているなど、技術的な部分を示せば興味を持ってもらえると今までは考えていたんです。ところが実際には、それだけでは興味を持ってもらえていないのが現状です。
例えばお客様からお褒めの言葉を頂いた時など、コンテンツとして載せたいなと思っても、まずは営業の確認が必要になりますよね。でもそんなのダメに決まっているだろうという思い込みが先に立ち、諦めてしまっていて。非常にもったいないんです。今後は積極的にコンテンツとして盛り込んでいけたらと思っています。

W: 今後採用Webサイトを作るにあたり、心意気みたいなものはありますか?

北: 採用サイトはいわゆるランディングページの形にしようと考えています。せっかく就職を考えている人が訪れてくれても、現在のホームページは全くと言っていいほど情報が少なくて、会社を知ることすらできない。完全に逃してしまっているんです。目標とするサイトがあるので、それを参考に必要な情報を盛り込んでいけたらいいな、と思っています。
基本的に運用は自分たちで行い、最初の構築や大掛かりな更新が必要な時はプロに任せて、と思っています。やはり自分たち自身で伝えていく方がより説得力のあるものになると思うんです。プロにお願いするとしても、ミスマッチがないように、コミュニケーションをとりながらお互いの役割を明確にした上で作っていけば、いいものに仕上がると思います。

W: 最後に、Web担の講義内容や講師の印象についてご感想をお聞かせください。

堀: 一方通行の説明ではなく、講師からこちらの疑問や問題を引き出してくれて、個々の会社に合わせたアドバイスをしてもらえたのでとてもありがたかったです。

W: 北島様、堀田様、どうもありがとうございました!

北・堀: ありがとうございました。