No.0132|Google・Chrome(クローム)がついにSSL未対応サイトをブロックへ
こんにちは。
翔栄クリエイトのWebディレクター・篠崎です。
先日、動画配信サービスのNetflix (ネットフリックス) が、
ロアルド・ダールの全作品の権利を買収することを発表した
ことが話題になりました。
ロアルド・ダールと言えば、「チョコレート工場の秘密」
や「マチルダは小さな天才」などで知られる、日本でも
人気の児童文学作家。彼の作品は、これまでも何度も
映画化されています。
今回、Netflixは、ロアルド・ダールの作品管理団体ごと
作品の権利を買収しており、実写作品やアニメ化など、
同社のコンテンツにしていくのでしょう。
これまでライセンス取得が一般的だったために、丸ごと
買収というのは、かなりの衝撃です。
ただ、動画配信サービスの競争は激化しており、今後、
コンテンツの囲い込みが激化するかもしれません。
それでは本日のトピックスです。
CONTENTS
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01.Chrome SSL非対応サイトをブロックへ
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これまでも何度かメールで話題にしたSSLの問題。
ついに、Googleは同社のインターネット閲覧ソフト
(ブラウザ)・Chromeで、SSL非対応のWebサイトを
ブロックする設定を正式に導入しました。
SSLというのは、Webサイト上のやりとりを暗号化する
セキュリティ対策の仕組みで、SSLに対応している
Webサイトは、URLの冒頭が、
https://・・・
となっています。
これまでは、Chromeでは、このSSLに対応していない
Webサイト(http://、sが付いていないもの)は、
URLの部分に安全ではないという警告するに留まって
いました。
それが、最新のバージョンであるChrome94では、
SSL未対応のWebサイトを閲覧しようとすると、まず、
ブロック。安全でないと警告するようになります。
これまでも、SSLの重要性は再三警告されおり、企業や
サービス系のWebサイトでSSL未対応のものは、かなり
減ったと思われます。
ただ、まだ、対応していない場合、かなりアクセスが
減ることが予想されます。
今はChromeだけですが、他のブラウザでも同様の動き
が出るでしょうから、未対応の方は、早急に対応する
ことをおすすめいたします。
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02.持続化補助金を活用してWeb集客力を強化しませんか?
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〈低感染リスク型ビジネス枠〉
を上手に活用して
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と名称を変えて、今年もスタートしました。
名前は変更になりましたが、
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03.Google検索…2つめのページはインデントで表示
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Google検索の検索結果では、通常、1つのWebサイト
からは1つのページが表示されています。
以前は、他に重要なWebサイトが無い場合、検索結果
に自社のWebサイトがずらっと並ぶこともありましたが、
現在は、どんなに多くても2ページまでしか表示
されません。
その2ページ目が表示される際ですが、その表示に
ついて、最近、Googleが仕様を変更したようです。
どうも、検索結果の1ページ目の真下に、2ページ
目を表示。その際、インデント(字下げ)をする
ようになったようです。
インデントされたページは、検索結果の表示部分の
左側に空間が入り、他の検索結果よりも、若干、
右にズレて表示されます。
この結果、検索結果に表示されているものが、同じ
Webサイトのページであることが、視覚的にわかり
やすくなります。
実は、このインデント機能は、10年前ぐらいにも
実装されていたもので、一度廃止されていたとの
こと。
Google検索では、このように、見せ方の工夫が
色々と行われています。
今回も、大昔と似たような仕様にした訳ですが、
もっと良い見せ方があれば、また変更される
かもしれません。
この結果がどうなるかは、なんとも言えませんが、
自社のWebサイトへのアクセス増となれば、良い
ですね。
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04.Googleがタイトルを変える原因とは?
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前回も書きました、Google検索の際、検索に結果
に表示されるタイトルを、Googleが勝手に書き
換える問題。
元々、タイトルには、<title>という要素で指定
したものが使用されていますが、先日のアルゴリズム
変更で、その使用率が80%になっていたそうです。
つまり、全体の2割のページで、タイトルの勝手な
書き換えが発生していたことに。それが先日の
アルゴリズム再調整で、87%に改善されたそうです。
合わせて先日、Googleはブログで、書き換えが
発生する理由を発表しました。
その理由としては、
<title>が半分欠けている
情報が古い
不正確(ページの内容と違う)
Webサイトで同じものが多用される
といったものです。
「<title>が半分欠けている」というのは、
大規模サイトでよく見られるそうで、共通部分だけ
設定して、残りが未設定で、タイトルが欠けている
状態。
「情報が古い」というのは、ページの中身は今年度
の最新情報なのに、タイトル部分では、古い年度が
記載されたまま。
「不正確」というのは、ページの内容と全く
異なる内容のタイトルになっているケース。
「Webサイトで同じものが多用される」のは、全く
同じ文言のタイトルが、複数のページで使用されて
いる場合です。
ページのタイトル(=検索結果の表示、見出し)は、
そもそも、そのページがどのような内容のページ
なのか?を閲覧者に伝えるためのものです。
これを見る限り、その役割をちゃんと果たして
いないと、Googleが見なした場合、勝手にタイトル
を書き換えるという訳です。
基本に忠実に、ちゃんと設定すれば問題ない…
という事ですね。
ただ、前回のメールで書いた消費者庁のケース
では、PDFのページだったため、<title>の設定
がそもそもなされていないハズです。
こういった場合はどうするのか?
Webサイトを管理する側としては、最善を尽くす
としても、Google側のさらなる改善も求められる
でしょう。
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05.なぜWebが成果に繋がらないのか?初回体験講義のお知らせ
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「Webに投資するが、成果に繋がらない」
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06.あとがき:肉厚マダイの安全性審査は本当に不要で良い?
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ゲノム編集で肉厚1.2倍のマダイが販売可能に
今月半ば、そんなニュースが話題になりました。
元々、生物には、筋肉の成長を途中で抑制する働き
があり、ある程度成長すると、それ以上は大きく
ならないそうです。
自然界では、この抑制機能が働かなくなり、マッチョ
になる動物が、突然変異で時折発生します。
話題になっている肉厚マダイは、ゲノム編集技術を
活用し、この筋肉の成長を止める機能を働かなく
させることで、肉厚なマダイにするというものです。
今回話題になったのは、この肉厚マダイに関し、
厚労省が、安全性の審査を不要と判断したことです。
これにより、この肉厚マダイの一般流通が可能と
なりました。
なぜ、安全性の審査が不要なのか?
遺伝子組み換えは、他の生物の遺伝子を組み込む
ものですが、ゲノム編集は、同じ生物のなかの
遺伝子を操作するもの。
自然界でも発生する突然変異と仕組みは同じ…
つまり、遺伝子組み換えのように自然に無いものを
生み出すのではない…というのが科学者の見解の
ようです。
いや、自然が長い時間をかけて起こした変異を
人工的に行うことって、本当に自然と同じなのか?
という気もしなくはないのですが、本当に安全性
の確認をする必要はないのでしょうか?
今は良くても、子や孫の世代になって、やっぱり
…とならないと良いのですが。
蒸気機関の発明や、石油製品の活用、食品添加物
や農薬・化学肥料…登場した時は、世の中を良く
すると信じられたものが、長い目で見ると…
同じ愚行でないことを切に願います。
ではまた次号。
(2021/9/27)