No.0133|東京ゲームショウと中国のゲームカンファレンスが違い過ぎる…
こんにちは。
翔栄クリエイトのWebディレクター・篠崎です。
今年も、東京ゲームショウのシーズンが来ました。
東京ゲームショウは、世界最大規模のコンピューター
ゲームの展示会で、毎年、会場に多くのファンが
詰めかけるイベントでした。
新型コロナ流行の影響で、昨年はオンラインのみで
開催。リアルの会場開催は行いませんでした。
今年も、オンラインでの開催がメインとなりましたが、
昨年と違うのは、リアル会場をしていること。
一般公開は中止されましたが、インフルエンサーと
ビジネスユーザーに対してリアル会場が用意
されました。
新型コロナ以来、オンライン開催が普通になった
感がありますが、元々オンラインと相性が良い
はずのコンピューターゲームの展示会が、限定
とはいえ、リアル会場を用意したことが、興味
深く感じました。
それほどネット世界が進化しても、結局、人間は
リアルを求める…と思いたいですね。
それでは本日のトピックスです。
CONTENTS
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01.GoogleがInstagramとTikTokと交渉?その目的は?
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先月末、ちょっとニュースがありました。
GoogleがInstagramとTikTokについて、それぞれの
親会社であるFacebookとByteDanceとの交渉を始めた
というものです。
買収とかそういうことではなく、その目的は、
非常にシンプルです。
InstagramとTikTokの動画を、検索結果に表示させる
ための情報を、直接提供してもらえないか?という
交渉です。
Googleは、インターネットの世界に、クローラーと
呼ばれるプログラムを張り巡らし、Webサイトの情報
を収集し、検索結果に出しています。
今でもInstagramやTikTokの動画は、検索結果に登場
していますが、これらのSNSは更新速度が速く、この
方法で、常に最新情報を得続けるのは、かなりの負担
になります。
もちろん、Googleが本気になれば最新情報を取得し
続けることは可能でしょうが、そうすると、SNS側の
負担も相当なものになるはずです。(プログラム
とはいえ、閲覧者が大量に押し掛けることになる
ので、サーバーに相当な負担がかかるはずです)
実際、GoogleはTwitterとはデータを直接やりとり
しており、検索結果に反映させています。
交渉は始まったばかりでどうなるかはわかりません。
最新情報が検索結果にダイレクトに反映される
ことをメリットと見るか、そのSNSでないと、
最新情報がキャッチできない方が良いと考えるか?
InstagramやTikTokをWebマーケに使っている方
からすれば、上手く行って欲しい交渉ですね。
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02.持続化補助金を活用してWeb集客力を強化しませんか?
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小規模事業者 持続化補助金
〈低感染リスク型ビジネス枠〉
を上手に活用して
Web集客力を強化しませんか?
▼使い勝手の良い補助金が今年もスタート
昨年、多くのお客さまにご相談いただきました補助金・
小規模事業者持続化補助金〈コロナ特別対応枠〉ですが、
今年は
持続化補助金〈低感染リスク型ビジネス枠〉
と名称を変えて、今年もスタートしました。
名前は変更になりましたが、
・補助金上限:最大100万円
・補助率:3/4
・WebサイトやWeb広告に使い勝手が抜群
という、中小零細・個人事業主にとって利用しやすい
便利な補助金という特徴はそのままです。
終わりの見えないコロナ禍。補助金でWeb活用を促進
し、新規顧客の獲得を目指しませんか?!
ご興味がある方は、以下のページで詳しく解説
していますので、ぜひ、ご一読ください。
↓↓補助金のご相談はこちらから↓↓
https://webtan.jp/shokibo-hojo-support-2
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03.LINEリサーチを広告と連動?
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「LINEリサーチ」の調査データとLINE広告と連動
先月末、LINEが出したプレスリリースの内容です。
「LINEリサーチ」は、LINEを使ってアンケートを行い
市場調査できるサービスですが、そこにLINE広告の
ターゲティングで使用する「趣味・関心」を付与。
ユーザーの「趣味・関心」とリサーチの回答を組合せ、
より詳細な広告配信が可能になる…というものです。
実際、どのような形になるのか、リリースからは
今一つイメージが掴みづらいのですが、市場調査の
結果を広告配信に生かしやすくなるのであれば、
出稿側としては、ありがたいことでしょう。
より効率的な広告配信、更に高いコンバージョン率
の実現が期待できます。
ただ、ちょっと気になるのは、LINEアンケートに
答える側の心理でしょう。
リリースを見る限り、アンケートの回答者を狙い撃ち
で広告を配信するような仕組みには見えないのですが、
自分が応えたアンケート結果が、結果的に、自分への
広告に大きな影響を与える…これは、ちょっと気持ち
悪い現象かもしれません。
もちろん、規約などに、アンケートの結果について
こういった活用が行われることは、すでに盛り込み
済みでしょう。
プラットフォームを押さえることの強みだとは
思いますが、ますます、無料ツールを使うことの
代償が大きくなっていく気がします。
LINEは、このサービスを年内にはリリース予定
とのこと。一ユーザとしては、気軽にアンケートに
答えるのも考え物かもしれませんね。
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04.Youtube 反ワクチンコンテンツの投稿を禁止
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先月末、Youtubeが思い切った対応について
発表しました。
ワクチンに関する誤った情報の投稿を禁止する
というものです。
新型コロナウイルスの流行で、改めてクローズ
アップされたことに、反ワクチンの動きがあります。
例えば、アメリカでは、これだけ新型コロナの
被害が広がっていても、ワクチン反対を強行に
主張する方が後を絶ちません。
もちろん、そのワクチン反対説に正しい科学的
根拠があれば別でしょうが、その多くは、誤った
理解や、陰謀説に基づくものと言われています。
それらの情報はSNSを使って幅広く拡散し、
社会問題にもなっています。
今回、Youtubeは、ワクチンに関する誤った情報
が含まれた投稿を禁止することを発表しました。
アメリカでは、既に、Youtubeチャンネルが停止
された反ワクチン活動家が出ており、ポリシー
違反で13万本以上の動画が削除されたそうです。
ワクチンに限らず、SNSによる誤った情報の
拡散は大きな問題になっていますし、トランプ
前大統領の「フェイクニュース」発言も物議
を醸しました。
これに対し、最大手の動画配信サイトが一定の
答えを出したと言えるでしょう。
確かに、誤った情報の拡散は大問題ですし、
意図的にフェイクニュースを流されるのは
困りものです。
とはいえ、何が正しくて、何が間違っている
のか?誰が決めることなのでしょうか?
この行為の行きつく先は、ちょっと危険な
気もしなくはありません。
信じるも信じないもあなたしだい
都市伝説の番組で言われるフレーズですが、
結局は1人1人の情報リテラシーの問題
なのかもしれません。
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05.なぜWebが成果に繋がらないのか?初回体験講義のお知らせ
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「Webに投資するが、成果に繋がらない」
それはズバリ。
企業の経営陣にWeb知識が足りないから!
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06.あとがき:中国のゲーム規制
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東京ゲームショウより数日前。
中国でもゲームに関する会議が開催されました。
ゲームショウとは異なり、中国政府主導で
行われるカンファレンスで、先日、その際の
資料がネット上に流出し話題になりました。
それは、ゲームに関し、今後、中国で禁止される
項目を列挙するもので、実在のゲームを名指し
しており、ゲーム業界に衝撃を与えています。
規制の対象は多岐にわたり、ガチャなどの金銭
至上主義的なゲームや、世界観がアウトローで
あるような「価値観」の対するもの。
中には、「日本的な二次元文化」も「価値観」
の規制対象になります。
また、新選組や武士道のような「文化性」に
まつわる表現や、第二次世界大戦の「悪」を
美化するような「歴史観」にまつわる表現
を規制しています。
ここでは「信長の野望」が軍国主義的で、
他国の歴史を美化するものとして、名指し
されています。
また、「宗教」に関する項目で規制が入り、
日本の「女神転生」が挙げられています。
これだけ規制されると、正直、面白い
ゲームは作れないのでは?と思わざるを
得ません。
現在、スマホゲームを中心に、ゲーム制作
における中国企業の存在感はかなりのもの
ですが、一時の栄光で終わるかもしれません。
どんなに成功しても…いや、成功するとかも
しれませんが、政府に目を付けられアウト…
中国ビジネスは、リスキー過ぎますね。
ではまた次号。
(2021/10/04)