No.0042|「PayPay」の認知度6割強!TVのインパクトは未だ健在?

こんにちは。
翔栄クリエイトのWebディレクター・篠崎淳です。

東京五輪のチケット販売方法と価格が発表されました。

開会式で一番高い席が30万円…といった話を聞くと、
誰が行くんだろう…とか、多少やっかみを感じます。

そして、ついに五輪か…というワクワク感よりも、
不安の方が大きくなってきました。

例えば、通勤列車。
ここのところ、JRは10分程度の遅れは普通。
慢性的な輸送力不足を毎朝感じています。

この状態で五輪に突入したら、仕事に来られるのだろうか?

逆に、五輪で大混乱して、その結果、
強制的に働き改革が進むかもしれませんね。

では、今回のトピックスです。

CONTENTS

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
01.TVの影響力はやっぱり凄い!「PayPay」のCMから見えるもの
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

昨年末「100億円あげちゃうキャンペーン」
で話題になったスマホ決済の「PayPay」。
未だに、ヘビーローテーションでTVCMを
流し続けていますね。

この「PayPay」というのは、ソフトバンクと
ヤフーが組んで作った電子決済のサービス。
サービスに対応した店舗で支払いする際、
財布が無くてもスマホがあれば、
簡単に決済できる…そんな仕組みです。

先行する他社サービスは、たくさんありますが、
昨年末に行ったインパクト抜群のキャンペーンと、
猛烈なTVCM攻勢で一気に知名度を上げました。

TVの影響力は下がった…といわれて久しいですが、
こうしてみると、まだまだ大きな威力を持っているようです。
そんな統計が出ていましたのでご紹介します。

実は「PayPay」以外のスマホ決済サービスも、
キャンペーンを行っていました。
この統計は、それらのキャンペーンの認知度に
ついてのアンケート調査です。

キャンペーンの認知度では「PayPay」が断トツで
6割以上のユーザーが認知しています。

2位の「LINE Pay」は5割に達せず、
その他のサービスは3割も認知されていません。

「LINE Pay」は、あの「LINE」がやっていますし、
3割に行かなかったサービスには、楽天のものもありました。

次に、ではそのキャンペーンをどこで知ったのか?
という設問。

なんと、「PayPay」のキャンペーンを知っていた人の
実に6割以上が、TVで知ったと解答しています。

ちなみに「LINE Pay」も6割近くがTVで知ったと
回答しています。

逆に、そこまで認知度が高くなかったキャンペーンは、
「TVで知った」の割合が低くなっていました。

どこまで因果関係があるかはわかりませんが、
TVの影響と認知度には、何らかの関係がありそうです。

「PayPay」のCM作りも、TVの力を相当に
意識していたと思います。
説明はほぼ省いて、名前をリズムに載せて連呼するだけ。
単純ですが、名前だけは覚えますよね。

もちろん、本当は他で知ったのだけど、
TVCMのインパクトが強かったので、
勘違いしている可能性はありますが。

昔のように何でもTVでCMという
時代ではありません。

さまざまなツールが乱立しているからこそ、
自分たちの目的を明確にし、
ツールを選択しなければいけない。

「PayPay」はシェアを取るために先ずは
認知度を上げようとした。
だからこそのキャンペーンであり、TVCMだった。
ということだと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
02.「相手に伝えること」が大切|高崎だるまのインバウンド施策
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2020年東京五輪に向け、インバウンド施策に
頭を悩ませている経営者の皆さんも多いのではないでしょうか?

先日、朝のニュースで「高崎だるま」の事例が
紹介されていました。

群馬県高崎市といえば、高崎観音に高崎だるま…
その高崎だるまが、現在、外国人観光客を
じわじわと増やしているというのです。

その秘密は4代続く市内だるま工房の娘さんとのこと。。

その彼女、観光客に日本人にとって「だるま」とは
どんなものか?ちゃんと説明したいと一念発起。
英語と中国語を習得して、観光客にちゃんと
説明するようにしたのだそうです。
これが観光客に受けて、徐々に「だるま」のファンが増加。

インスタグラムについても、日本語だけでなく、
英語と中国語でも発信。

すると、インスタ経由でロンドンのブティックから
注文があり、納品した600個の「だるま」が2ヶ月で完売。

今後は、積極的に海外のイベントにも出向いて、
高崎だるまをアピールして行きたいそうです。

こういう話を聞くと、
直ぐに、「じゃ、英語と中国語だ!」とか、
「やっぱりインスタだ!」となりがちですが、その前に。

この話で最も重要なことは、

「ちゃんと説明したい」ということだと思います。

英語や中国語、そしてインスタグラムは
あくまでも手段に過ぎません。

誰に対して、何を伝えるのか?
そしてそれはなぜか?

まずはそこを明確すること。
すると、自然に、どのような手段を
使うべきが明確になります。

高崎だるまのことを観光客の人にちゃんと理解して欲しい

だからこその、英語であり中国語、
そしてインスタグラムだった。

ここが大切だと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
03.なぜWebが成果に繋がらないのか?初回体験講義のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「Webに投資するが、成果に繋がらない」
それはズバリ。
企業の経営陣にWeb知識が足りないから!

このフレーズに、ドキっとした方、
Web担トップの初回講義に参加してみませんか?

経営者がWeb知識を習得するための短期集中研修「Web担トップ」。
その第1回の講義を無料ご体験いただけます。

【Web担トップ・初回体験講義】
今、経営陣がWeb知識を持っている企業は驚くほど伸びている。

・Web活用によって業績をV字回復させた老舗飲料メーカー
・お客様のことを考えた検索ワードで一人勝ちした製造業

などなど、事例を見つつ、改めて、なぜ経営陣に
「Web知識」が必要かを整理します。

Web活用の成否は経営陣にある。
少しでも疑問をお感じなら、まずは初回体験講義へ
ご参加ください。

【体験講義のお申込はこちらから→】
https://webtan.jp/seminar?utm_source=m_mag&utm_medium=email&utm_campaign=20190128

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
04.Facebookの投稿から:「かんばん」ボードでスムーズなプロジェクト運営
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Web担では、Facebookページで、さまざまなお役立ち情報を
お届けしています。
その中から反響の良かった投稿をご紹介いたします。

▼プロジェクト管理のための「かんばん」ボードはご存知ですか?

https://www.facebook.com/webtansyouei/photos/a.1579470855416420/2600747016622127/?type=3&theater

今回は、翔栄クリエイト・ブランディング事業部の
TAMの投稿です。

TAMは昨年ベトナムから日本にやってきたエンジニア。
母国語のベトナム語と英語、そして日本語
(話す方はもう少し…)を使う才女です。

今回はシステム開発の手法の1つアジャイル方法論で
使われる「かんばん」ボードのご紹介。

私も昔、アジャイルについてはセミナーに
行ったことがあるのですが、やっぱり難しい…。

皆さんの参考になったでしょうか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
05.編集後書
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「なぜなのか?」をしっかり説明することは非常に大切
と改めて痛感しました。

実は先週末から数日間、ノロ(推定)にやられてダウン。
その時、休日診療で病院に行ったのですが、
お腹を触診した後、
「腸の動きが弱っている」
と診察した医者。

ただ、なぜ「腸の動きが弱っている」のか?
については説明がなく、今後、どうすれば良いのか?
といった話もありませんでした。

思えば、この時、質問すれば良かったのですが、
体調不良でそこまで頭が回らず…
抗生物質と整腸剤を処方されて帰ってきました。

結局、腹部に何とも言えない違和感を感じたまま、
その夜はほとんど寝られず、
翌日、違和感が悪化したような感じで不安になり、
別の医者に行きました。

すると、
「たぶんノロ。
ノロでないにしても、何らかのウィルスが感染している。
身体が自分でウィルスを排出するまで、
その症状を我慢するしかないよ」
とのことでした。

結局、2人目の医者に行く必要はなかった訳ですが、
これで安心できました。

思うに、最初の医者が、ちゃんと原因と今後どうなるのか?
を話してくれれば、こんな二度手間は無かったと思います。

人間、「なぜ?」がわからないと、ただただ不安になります。
対処できる/できないは別にして、せめて「なぜ」は
明確にすることが重要だな、と実感した次第です。

もっとも、自分で聞けば良かっただけなんですけどね。

ただ、これはWebマーケティングにも言えることです。

病院と違って、Webでは、お客さんは「なぜ」を
なかなか質問してきません。
でも、心では思っていますし、
実はそこがキーになっている、そんなことも多いのです。

そういう目で見ると、案外、世の中のコンテンツには
「なぜ」が無いものが多くあります。

例えば、貴社ホームページの代表者ごあいさつには
「なぜ」がありますか?

無ければ、まずは、
「なぜ、あなたはその仕事をしているのか?」
それだけでも、代表者ごあいさつに書いて見てください。

目に見えるような変化は直ぐには起きません。
しかし、きっと得られるものがあるはずです。
特に長期的に見た時に。

それでは、また次号で、お会いしましょう。