No.0070|人気機能をInstagramが規制した理由とは?
こんにちは。
翔栄クリエイトのWebディレクター・篠崎です。
先日、このメールで取り上げたWeWork問題。
ついにソフトバンクが、そのWeWorkの経営権を
手中に収めたようです。
一時は、470億ドルの評価額だった同社ですが、
CEOの金銭スキャンダルや、長年にわたる赤字経営
など、その評価は一気に下落。
多額の投資をしていたソフトバンクの屋台骨
を揺らすのでは?と懸念されていました。
そのWeWorkをソフトバンクは、75億ドルの評価額
で支配下に置くこととなりました。
CEOの解任から約1カ月での買収劇。
果たして吉と出るか凶と出るか?
終わってみれば、さすがは孫正義・・・と
なりそうな気もします。
それでは本日のトピックスです。
CONTENTS
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01.前途多難?Facebookの暗号資産「リブラ」は船出できるか?
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以前もこのメルマガで取り上げました
暗号資産(仮想通貨)「リブラ」。
あのFacebookが立ち上げ、2020年の発行を
目指して進められていたプロジェクトに
ブレーキがかかるようです。
FacebookのCEO(最高経営責任者)である
マーク・ザッカーバーグ氏が、アメリカの
規制当局が認めるまで「リブラ」を発行
しない旨を、アメリカ議会で証言しました。
「リブラ」に対しては、これまでも、
何度も個人情報を漏洩しているFacebookの
セキュリティ対策の甘さといった懸念はもちろん、
マネーロンダリング(資金洗浄)や違法金融と
いった問題が指摘されています。
また、そもそも一民間企業が世界を動かせる
ほどの影響をもちそうな「通貨」を発行する
是非もあり、先行きが危ぶまれていました。
結局は、Facebookが、これらの懸念を払拭
できなかったということかもしれません。
ただ、同じ証言で、ザッカーバーグ氏は、
「リブラ」と同様の構想を中国が打ち出して
くるだろうと警告しています。
果たして「リブラ」は無事に船出できる
のでしょうか?
この問題はしばらく後を引きそうです。
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02. アマゾン株大幅下落!業績見通し悪化?
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先週末、アメリカのアマゾン・ドットコム
の株価が、一時7%も下落し、話題になりました。
直接的な原因は、アマゾンが発表した、
第4・四半期の業績見通しが、市場予想を
大幅に下回ったことにあるようです。
アマゾンが業績見通しを下げた理由は、
競合他社に対抗するための投資(例えば、
プライム会員向けの翌日配送サービスの
導入など)によるコスト増加が1つ。
もう1つ、アマゾンの重要なお得意さん
である、日本の消費増税前の駆け込み需要が
第3・四半期を押し上げた反動としています。
他にも米中貿易摩擦が影を落としているとの
説もあり、不安要素が多いようです。
この程度のことでアマゾンが動揺するとは
思えませんが、アメリカ企業の株価下落の
ニュースで、に日本の消費増税という単語を
見ることになるとは・・・。
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03.なぜWebが成果に繋がらないのか?初回体験講義のお知らせ
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「Webに投資するが、成果に繋がらない」
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04.人気機能をInstagramが規制した理由とは?
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最近、Instagram上で人気になっている
機能の1つに「フィルター機能」があります。
セルフィー(自撮り画像)にフィルターを
掛けることで、目元をパッチリさせたり、
肉感的な唇にしたりと、いわゆる「盛った」
写真を簡単に作ることができます。
今では、さまざまなクリエイターが趣向を
凝らしたフィルターを提供。
多くのユーザーが自分の写真を加工して
楽しんでいます。
そのInstagramに多数のフィルターを提供
しているアメリカの会社が、フィルターの
一部について規制すること発表。
整形を思わせる加工ができるフィルターを
禁止したのです。
実は、かねてから、フィルターで加工した
自分とリアルな自分を比較し、不安になり、
心身に影響が出る懸念があると、多くの医師
が問題を指摘していたのです。
今回の禁止はこれを受けての措置と
思われますが、我々はそこまでSNSの
影響を受けるようになっている・・・
ということかもしれません。
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あとがき:デジタル広告の向こう側
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先日、アメリカで発表されたレポートによると、
2019年上半期、アメリカではデジタル広告に
579億ドル(約6兆2800億円)を消費したそうです。
金額としては過去最高との。ただし、伸び率は
鈍化しており、デジタル広告は成熟期に入った
と見られています。
ちなみに、その売上高の69%は上位10社で
占められるそうで、つまりは、Googleや
Facebookなど、一部の企業がデジタル広告
から莫大な売上を上げているということです。
我々は、何かあればGoogleで検索し、
知人との連絡にGmailやFacebookを使います。
それも無料で。
しかし、その結果、蓄積した我々の個人情報
でGoogleやFacebookは、これだけの広告費を
稼いでいる訳です。
そう考えると、タダより高い物は・・・
という話かもしれませんね。
ではまた次号。
(2019/10/28)