No.0074|人事AIの進化が個人のプライバシーを侵害する日

こんにちは。

翔栄クリエイトのWebディレクター・篠崎です。

先週のメールで話題にしたブラックフライデー。

TVCMなどでアピールする会社も増え、日本にも
徐々に浸透してきたかな、という感じですね。

ところがその一方、発祥の国であるアメリカでは、
取りやめる企業が出ているそうです。
とある人気コスメブランドは、当日、全店舗を
閉店するなど、けっこう大きな動きになっています。

多くの人々が、売り切れを恐れて買い物に奔走
するのは、そもそも地球や消費者そのものに
良いことではない・・・というのです。

いたずらに消費を求める時代ではない・・・
ということかもしれません。

さて、来年のブラックフライデー・・・日本は
盛り上がっているのか、いないのか・・・。

それでは本日のトピックスです。

CONTENTS

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01.Googleモバイル検索の画面が変わった?!
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すでにお気づきの方も多いかもしれません。

先週末ごろから、Googleのモバイル検索画面が
変わったようです。

検索結果が、ホームページごとに、カードの
ような形でまとめられ、他の検索結果や、
ナレッジパネルと区別が付きやすくなりました。

また、検索結果に同じホームページのページが
複数表示される場合は、1つのカードにまとめて
表示されるようです。

アクセスするタイミングなどによっては、古いまま
の方もいるかもしれませんが、いずれは新しい方式
に代わっていくことと思います。

ただ、Googleはこの手の見た目や使い勝手の変更を
頻繁に行いますので、これもテストしているだけで、
すぐに変更されるかもしれませんが。

それほど大きな変化ではないので、影響は無いかも
しれません。個人的には、ページがまとめて表示
されると、画面上での占有率が上がるので、その分、
クリック数も伸びるかも・・・という気がします。

ホームページのアクセスが伸びるきっかけになると
嬉しいですね。

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02. AI人事がプライバシーを侵害する?
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AIの成長はすさまじく、最近では様々な分野で
AIが活躍しています。

リクルートが、内定辞退率を企業に販売していた
事件は記憶に新しいですが、そこでも分析にAIが
活用されていました。

リクルートに限らず、現在、人事の領域で急速に
AIの活用が増えているそうです。

その中で先週、大手企業など約90社が参加して
人事情報の分析技術の普及を目的に設立した団体が
興味深いガイドラインを発表しました。

それによれば、人事分析用のAIが進化し、社員
一人ひとりの知られたくないプライバシーが、
かなりの確率で推測されるようになる。
今からプライバシーについて対策を講じる必要が
ある・・・といった内容のようです。

IT技術の進化は、さまざまなものを便利にしましたが、
なんだか、どんどん個人が切り売りされていくように
も感じます。

一つ便利になると、他に問題が生じる・・・。
なかなか進歩しないのが人間かもしれません。

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03.なぜWebが成果に繋がらないのか?初回体験講義のお知らせ
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「Webに投資するが、成果に繋がらない」
それはズバリ。
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04.人気SNSは少女の投稿を検閲したのか?!
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昨年、女子高生を中心に大ブレイクしたSNS・TikTok
(ティックトーク)。
先週、アメリカの少女のアカウントが凍結された
ことで物議を醸しだしています。

実はこの少女、メイク方法のレクチャーに見せかけた
「中国政府によるウイグル人弾圧を批判する」動画を
TikTokにアップ。その数日後に、アカウントが停止された
というのです。

少女は、この動画が原因では?とTwitterに投稿し、
それを受けた人々が、「TikTokによる検閲では?」と
騒ぎ、あっという間に話題になりました。

TikTok側は政治的なコンテンツの検閲を否定している
ものの、運営会社は中国の会社。真相ははたして?

言論に対する、これまでの中国の対応を見ていると
正直、白とは言いきれない気もします。

改めて言論の自由やSNSの活用について考えさせられる
話題でした。

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05.あとがき:テスラを皮肉るレゴブロック
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先日、レゴ社のTwitterがちょっとした話題に
なりました。

それはレゴブロックで組まれたシンプルな
車の画像と共に

「トラックの進化はここにある。飛散防止を保証」

とコメントが。

これは実は、アメリカのEVメーカー・テスラ社
の新車発表会を皮肉った投稿でした。

テスラは先日、EVの新型トラックを発表。その
未来的なデザインでも話題になりましたが、
一番注目を浴びたのが、社長が行ったパフォーマンス。

発表会でテスラの代表、イーロン・マスク氏が
「窓ガラスが割れない」というパフォーマンスで、
ハンマーでガラスを叩いたのですが、なんと、これが
アッサリと割れてしまったのです。

それを皮肉ったレゴ社の投稿。面白い投稿ですが、
ただ、一歩間違えると炎上騒ぎになるかもしれません。

イーロン・マスク氏は、これまでも何かと物議を
醸しだし、炎上を繰り返した人物。ですから、
こういった皮肉な投稿も、世間に受け入れられ
やすい、といった側面もあったのでしょう。

そこを見極めたレゴ社の目こそ、学びたいものです。

ではまた次号。
(2019/12/02)