No.0061|キヤノンが仕掛ける新商品の斬新な売り方とは?

こんにちは。
翔栄クリエイトのWebディレクター・篠崎です。

先日、高島屋が上海から撤退する・・・
というニュースがありました。

2012年に、鳴り物入りで進出したものの
尖閣諸島の問題やライバルとの競争激化、
最近の米中経済摩擦など、採算が改善する
可能性が見込めないということで
この判断になったようです。

ただ、昨今、高島屋だけでなく中国から
撤退する海外の小売業者は増加の一途らしく、
マクドナルドやカルフールなどが、
あいついで、中国の業者に事業を売却して
撤退しています。

改革開放路線で中国に商機を見出した
ものの、政府の締め付けが厳しく、
経済の先行きも不透明。
このまま続けても・・・というのが
各社の本音かもしれません。

高島屋の撤退は、読みの甘さもある
ようですが、中国はかつて程、うま味
ある市場ではなくなったのかもしれません。

それでは今回のトピックスです。

CONTENTS

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01Googleマップで渋滞回避のはずがとんでもないことに
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先週末、Googleマップについての興味深い
ニュースがありました。

場所はコロラド州。とある道路で渋滞が発生。
この渋滞を回避しようとしたドライバーたちが、
Googleマップの指示で「迂回」したところ、
なんとそこは未舗装の道路。

そうとは知らず迂回した自動車の一部が、
ぬかるみにハマって立ち往生。
結果、100台近くの車が動けなくなった
というのです。

日本でも最近、Googleマップの渋滞情報が
話題になっていますが、こういったニュースを
聞くと、どこまで信頼して良いものか判断に迷います。

特に、日本の場合は、それまで使っていた
ゼンリンとの提携を解消しており、地図の
精度が問題になっています。
コロラド州と同じ出来事が日本で発生
しないとはいえません。

インターネット技術の進化と共に
情報はどんどん増えています。

その分、何でも鵜呑みにするのではなく、
しっかりと精査し何を是とするのか?
情報の受け手側で判断する必要がある
ということでしょう。

ただ、これはネット情報に限らない話
だとは思いますが。

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02. 働き方改革 = 時短勤務?
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先日、事務機器のイトーキが「働き方改革」
についての調査結果を発表しました。

それによると、約半数が「働きやすくなった」と
と回答。

休暇取得の促進や残業の禁止などの施策が
実施されており、多くの方が、働き方改革が
進んでいる感じているようです。

ただし、「仕事が増えた」と感じている人は
「減った」の3.4倍。
「収入が減った」と感じているは、「増えた」
2.6倍もいたのこと。

働き方改革 = 時短勤務

であって、働き方そのものは変わらず、
むしろ、減った時間の部分、通常の業務時間
に仕事が詰め込まれ、残業代がなくなった分
給与も下がるという流れが見えてきます。

この辺、「働き方改革」言葉だけが
独り歩きし、本当に改革につながっている
ところは、まだまだ少ない
ということかもしれません。

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03.なぜWebが成果に繋がらないのか?初回体験講義のお知らせ
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「Webに投資するが、成果に繋がらない」
それはズバリ。
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04.キヤノンの新型カメラはクラウドファンディングで?
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今年の2月に開催されたカメラ・写真系の展示会で
参考出品されていたキヤノンの斬新な小型カメラ。

展示会後、長らく情報が無かったのですが、それが
ついに製品化されるというニュースがありました。

このカメラ、液晶画面やファインダーもない、
カラビナ型の超小型カメラ。
なかなかの意欲的な新型ですが、その売り方も
型破りです。

なんと、クラウドファンディングを使って
製品化の資金調達をするとのこと。

クラウドファンディングは、インターネットで
不特定多数の人から資金を調達する仕組み。
アイデアや技術はあるが、資金力が無いベンチャー
や個人の起業家が、資金集めに活用するケースが
一般的です。

キヤノンとしては、かなり攻めた製品
ということもあって、クラウドファンディング
の活用を思いついたのかもしれませんが、
大手企業としては異例。

これが上手くいくと、他の大手企業も
積極的に活用するかもしれません。

果たして結果はどうなるか?楽しみです。

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あとがき:ウソはハイリスクな時代に
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最近、炎上事件が続いています。

海外では、Facebookの「有害コンテンツ」
排除の業務が、いわゆるブラックだと話題に。
さらにイメージが悪化しているようです。

日本では、NHKのドキュメンタリー番組
の内容から、今治タオルの1企業が矢面に。
ドキュメンタリーに登場したのとは
無関係の会社が勘違いで炎上しました。

そして、お笑い・吉本興業の闇営業問題。

特に、吉本の場合、金銭は受け取っていない
と主張したところ、それがウソだったこと
が判明し、火に油を注いだ結果になっています。

闇営業や反社会勢力との付き合い・・・
も問題ですが、ウソをついたことの方が
悪印象を与えている感じがします。

今や1人1台スマホ持ち・・・ということは
録音・録画・写真撮影が誰でも簡単にできる
ということ。つまり、どこの誰が証拠を
持っているかわからない、ということです。

ウソをついてごまかそうとしても、後から証拠が
出てきたら後の祭り。ウソはハイリスクだ、
ということを吉本の一件は教えてくれます。

それがどんなに不都合な真実だったとしても
正直に話すこと。それが、今後の炎上対策で
最も重要なことかもしれません。

ではまた次回。