No.0040 | あなたを追跡しない検索エンジン、DuckDuckGoとは?

皆さんこんにちは。
Web担事務局(翔栄クリエイト)のWebディレクター・篠崎です。

今年も、WebブランディングやWebマーケティングについて、
役立つ情報やWebの最新動向について、わかりやすく
お届けしていきますのでよろしくお願いいたします。

さて、2019年初回は以下のような内容でお届けします。

CONTENTS

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01.トピックス1:あなたを追跡しない検索エンジンとは?
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先日、NHKの朝のニュースを見ていたら、
面白い検索エンジンを紹介していました。

その名も「DuckDuckGO」

ホームページを見ると、
「あなたを追跡しない検索エンジン」とあります。

これは、どういうことなのか?
Googleなどの検索エンジンと違い、検索履歴などの
個人情報を収集しない・・・ということです。

いわゆるGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)は、
いずれも検索履歴やホームページの閲覧履歴、購入履歴、
サービス利用履歴など、膨大な個人情報を収集・分析し、
自社のビジネスに利用しています。

今や、我々がインターネット上で行った
あらゆる行動は分析され、
GAFAをはじめ、いわゆるプラットフォーム企業は、
そこから膨大な利益を得ているのが現実です。

例えば、検索エンジンでは、Googleは
我々の個人情報を分析し、広告に活用している訳です。
もちろん、広告に使うだけでなく、分析したデータそのものを
(個人情報に触れる部分は巧妙に隠して)販売しているかもしれません。

この「DuckDuckGO」はどうやら、
「そんなことはしません」
「個人情報を元にべらぼうに儲ける気はありません」
と言っている訳ですね。

ある意味、GoogleをはじめとするGAFAに
対抗している訳です。
なかなか面白い試みですが、果たしてどこまで広がるのか?

先行きに注目です。

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02.トピックス2:今話題の「Google for jobs」って何?
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昨年末、日経新聞に掲載された
「グーグル、求人事業に19年参入 検索結果で仕事を提案 」
というニュースをご覧になられた方も多いかと思います。

記事の内容は、2019年1月から、Googleが
「グーグル・フォー・ジョブズ」の提供を始める、
というものでした。

ではこの「Google for jobs」とは何か?という話です。
昨年は、「Google求人検索」と翻訳されるケースが
多かったのですが、その訳語の通り、求人に関する
Googleの新サービスです。

これは、求人に関する何らかのキーワードを検索した時に、
広告と検索結果の後に、Google自身が求人情報を
表示させるというものです。

例えば、地域でお店を探して、Google検索すると、
検索結果に地図とお店の情報が表示されることがあります。
あれの求人版と考えればOKです。

ただ、お店の情報はGoogleにログインして自分で
修正する必要がありますが、「Google for jobs」の場合、
企業の求人採用ページをGoogleが勝手に収集して掲載します。

つまり、これまで高い広告料を払って求人サイトを
活用していたものが、自社のホームページに
求人用のページをしっかり作っていれば、
不要になるかもしれない…という話です。

もちろん、Googleに掲載してもらうためには、
ガイドラインにそった求人ページの作りが必要になります。
また、Googleが展開する他の広告ように、
この中でも広告費を払うとより目立つといった施策が
行われるかもしれません。

本当のところ、どの程度使えるのか?
これで、本当に人材が採用できるのか?

など、スタートしてみないとわからないことだらけです。

ただ、日本の求人広告の姿をガラッと変えてしまうような
インパクトを持っている可能性は大きいでしょう。

ちなみに、Google自身は、まだ正式に日本でのリリースに
ついて発表していないようです。
日経新聞の記事にも情報の出所が明確に書かれていませんので、
何だかちょっとアヤフヤな感じがします。

いずれにせよ、海外では既に始まっているサービスですので、
日本でも導入は時間の問題だとは思います。
まずは、自社ホームページに、ガイドラインにそった
採用ページを作っておくことが重要になりそうです。

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03.Web担トップ「初回体験講義」のお知らせ
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「Webに投資するが、成果に繋がらない」
それはズバリ。
企業の経営陣にWeb知識が足りないから!

このフレーズに、ドキっとした方、
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04.Facebookの投稿から【Web業界情報】Googleの気になる動き…
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Web担では、Facebookページで、さまざまなお役立ち情報を
お届けしています。
今回は、その中から反響の良かった投稿をご紹介いたします。

【Web業界情報】Googleの気になる動き…
http://webtan.info/l/m/PWw0oB9EP1eRkB

今回のトピックスで取り上げた「Google for jobs」もしかりですが、
最近のGoogleは検索結果に直接、自分たちで答えを出す
方向に動いているのでは?という話です。

Googleがますます便利になって行く・・・
という話しかもしれません。
ただ、Googleが表示させる検索結果は、
Google自身が調べたものでも、編集したものでもありません。
誰かが作ったコンテンツを収集して、ランク付けして
表示させているものです。

Googleはこの機能によって広告収入を得、
コンテンツ提供者はユーザーを送客してもらう。
ここに相互関係がある訳ですが、ここしばらくの
Googleの動向は、その関係を断ち切るものではないか?
と多くの方が懸念しているのです。

果たして、Googleはどこを目指しているのか?
好むと好まざるとを得ず、Googleの動向については
注視していく必要がありそうです。

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05. 編集後記
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2019年最初のメールは、Googleの話題ばかりになりました。

ここ数年、Googleは大きく姿を変えようとしている
ように感じます。
特に、これから1~2年で、ビジネスモデルも含めて、
ガラッと変容しそうな気がします。

忘れてはいけないことは、Googleは慈善団体ではない・・・
という事実です。
営利団体である以上、自社の利益を最大化することに、
躊躇することはないでしょう。

これまでは、ホームページを作り、コンテンツを提供する
我々と、Googleは共生関係にありました。
しかし、これからもそうだとは限りません。

そうならないように、ただただ祈るばかりです。

それでは、また次のメルマガでお会いしましょう。