No.0084|コロナの次はサバクトビバッタの脅威?「電通案件」は嫌われる?
こんにちは。
翔栄クリエイトのWebディレクター・篠崎です。
ついに延期になりましたね、オリンピック。
夏に向けて人員を確保していた会社は、突然の
キャンセルで大損害を被り、来年、同時期に
イベントを予定したところは会場不足に泣き、
今年、会場を抑えられなかったところは、
さらに来年も…。
対策委員会が設けられるようですが、その部分
まで視野に入れて、本当にキッチリ対策して
欲しいところです。
と、そんな最中、サンリオピューロランドの
動画が話題になっています。
「休んでたって、ここにいるよ」
コロナ対策で休園中のピューロランドの園内。
照明をLEDに交換したり、一生懸命清掃したり、
ショーの練習をしたり、新メニューを開発したり、
お客さんの居ない園内で、それぞれの作業を黙々
と遂行するスタッフの姿が映し出されています。
これがファンの心をとらえ、話題となりました。
コロナの影響はまだまだ拡大し続けそうですが、
今できることをコツコツと…それが一番大切…
そんなことを感じる話題です。
それでは本日のトピックスです。
CONTENTS
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01.TOYOTAがNTTと資本業務提携…3大キャリアと連携へ
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先週、トヨタ自動車がNTTと資本業務提携をすることを
発表しました。
両社で2000億円づつ出資し、トヨタ自動車が進めている
スマートシティ計画のプラットフォームの基盤づくりを
進めるとのことです。
トヨタ自動車と言えば、2018年にソフトバンクと提携。
次世代自動車サービスの開発をスタート。
また、元々、KDDIの大株主であり、自動車のデータ収集
基盤の構築を行っています。
トヨタ自動車は、今回、NTTと提携することで、いわゆる
通信の3大キャリアと連携することになったわけです。
節操がないといえば、それまでかもしれません。
ただ、トヨタ自動車の社長自身が語るように、情報化社会
に伴い、自動車単体で考える時代では無くなったという
ことでしょう。
そして、どこか一社とだけ提携…というのではなく、
幅広く、さまざまな分野、企業と提携する。その中で、
どこかかがダメになっても、どこかで生き残る…。
そんな、思惑があるのかもしれません。
日本を代表する企業の動向だけに、今後の動きに注目です。
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02. 次はサバクトビバッタが中国を襲う
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連日のコロナ報道の陰に隠れて、あまり注目されて
いませんが、実は、かなり深刻な状況になりそうなのが
サバクトビバッタ
の問題です。
アフリカで発生したサバクトビバッタの大群が、
数を増やしながら東進。3月には、4000億匹にも
膨れ上がった大群が、インドやパキスタンにも
迫って来ているというのです。
一説によれば、このまま勢力を保った場合、最低でも
1日で3.5万人分(最も悲観的な見方では100万人分)
の食料を食い尽くすとのこと。
国連食料農業機関(FAO)の試算では、このままでは
6月には、500倍(200兆匹!)に拡大…。
これが、そのまま中国に達するとなれば、大変な
ことになります。一説には、中国全土の1/8をバッタ
が覆いつくすことに…(日本の国土面積の約3倍!)
近年、中国では、大規模な災難が続いています。
2018年には豚コレラで大被害を被り、昨年、2019年
には、ツマジロクサヨトウという蛾が大量発生して
農作地に甚大な被害を受け、そして今年はコロナに
次はバッタ…。
まるで「共産党王朝の皇帝」と揶揄される習近平政権
ですが、その強権的で独裁色の強い政権は、未曽有の
経済成長を餌に国民の不満を黙らせてきました。
今、その経済が大ダメージを受け続けています。
仮にサバクトビバッタが、中国農業を完全に破壊
するようにことになると…。
その先には、未曽有の混乱が、待っているのかも
しれません。
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03.なぜWebが成果に繋がらないのか?初回体験講義のお知らせ
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「Webに投資するが、成果に繋がらない」
それはズバリ。
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04.「ワニは電通案件?」に見る、嫌われる「戦略」
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今月半ば、Twitterで連載され話題となった
「100日後に死ぬワニ」
が連載終了しました。たった3カ月ちょっとで220万の
フォロワーを稼ぎ、大人気となった同作品ですが、
その後、ちょっとした炎上騒ぎになっています。
そのキーワードが
「電通案件」
この連載は、最終回まで商業臭が全く見えないものでした。
課金もなければ、著者による、何らかの宣伝もない。
途中で、書籍化といった話もなければ、唯一あったのが
LINEスタンプを作るという話だけ。
それが、最終回の直後に、人気音楽グループの
「いきものががり」とのコラボムービーを公開。
書籍化に映画化、グッズ販売、イベント開催と
立て続けに発表したのです。
結局は、ビジネスか!騙された!
と多くのユーザーが過剰に反応した訳です。
そして、出てきた言葉が「電通案件」…つまり、
最初から「電通」が裏で糸を引いていて、この展開
自体、「電通」が狙ったものだった…という訳です。
ここで名前が出てくるあたり、世間一般の人が
「電通」のことをどう考えられているのか…という
のが見えて面白いのですが、本人たちも否定して
いますし、色々な面から考えても、今回は、「電通」
は絡んでいないと思います。
ただ、その世間一般が思う「電通」的なやり方は
もはや、多くのユーザーの賛同を得られないのだ、
ということはしっかり考えておくべきでしょう。
今回の件で言えば、とある漫画家が何の見返りも
求めずSNSで自作を発表していた…と思っていたら、
その裏側には巧妙な「戦略」があった…。騙された
…と多くのユーザーが感じたのだと思います。
これが昔の「紙芝居」のように、お話で楽しんだ
後は、お菓子を買ってね…と、最初から商売で
あることが、わかりやすかったり、あるいは、
じわじわと、書籍化、イベント化、コラボ動画…
となっていれば、逆に、ユーザーも応援したかも
しれません。
ポイントは、「騙された感」にあるのでしょう。
事実かどうかではなく、ユーザーがそう感じた…
その時点でアウトです。
これからのマーケティングを考える上で、非常に
多くの「気づき」を得られる出来事だったと思います。
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05.あとがき:盛り上がるアマビエチャレンジ
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アマビエ…
水木しげるファンならともかく、一般的な知名度は
かなり低い妖怪の名前。
それが、ここしばらくネットで話題です。
このアマビエ、「疫病が流行ったら私の写し絵を早々に
人々に見せよ」といって海中に姿を消したとされる、
熊本の妖怪です。
今回のコロナ流行を受けて、アマビエを描いてTwitterに
投稿する「#アマビエチャレンジ」がじわじわ広がって
います。
今月半ばには、水木プロダクションが水木しげるの
アマビエ原画で「#アマビエチャレンジ」に参加。
さらに話題となりました。
ところで、冒頭で紹介した「サンリオピューロランド」
の動画や水木プロダクションの「#アマビエチャレンジ」
参加は好意的に受け入れられています。
炎上した「ワニ」との違いは何か?そこを考えてみると、
いろいろな発見がありそうな気がします。
ではまた次号。
(2020/03/30)