こんにちは。
翔栄クリエイトのWebディレクター・篠崎です。

先週、Googleで大規模な障害発生しました。

G-mailを始めとする、ログインが必要なサービス
が軒並み停止。大きな話題になりました。

さて、このGoogle障害、関連して面白い統計データが
ありました。Youtubeも止まった訳ですが、その利用者が
どこに向かったのか？というデータです。

アメリカではFacebookやTwitterなどに流入。単純に
情報を得に行ったということでしょうか？

対して日本では、Twitterと並んでニコニコ動画の
アクセスが増え、一時的に不安定になる状況に。
Youtubeの代替としてニコニコ動画が機能している
ことが、改めて明確になりました。

なお、Googleの障害は、たった45分間だったのですが、
その影響範囲の大きさに、改めて驚きを感じます。

と同時に、どれだけ同社に依存しているのか…ちょっと
怖いものを感じました。どうして良いかわからずSNSで
状況を確認する人々の姿を想像すると…。

ただ、その中で、Youtubeが見られない使えないなら、
ニコニコ動画で…と代替に走った日本人の姿に、ほんの
少しだけ、ホッとした次第です。

それでは本日のトピックスです。

今月初頭、Google検索でコアアップデートがありました。

Googleの検索システムは、その精度を上げるために、
日々、何らかのバージョンアップが行われています。
その中でも重大で大きな修正がコアアップデートと
呼ばれるものです。

今年の5月に実施されてから、流石に年内は実施しない
のでは？という大方の予想を裏切り、突然、Googleが
実施した形になります。

当初は、影響範囲が小さいと思われていたのですが、
時間が経つにつれ、かなり大きな影響が出たことが
見えてきました。

今回のコアアップデートでは特に、

YMYL
E-A-T

に関連する部分で、大きな順位変動が起きたようです。

この２つは、これまでもメールで取り上げきましたが、
前者は、「Your Money or Your Life」の略で、つまり
お金や健康に関する話題に対して、Googleは厳格に
評価する…というもの。

そして、E-A-Tは、専門性・権威性・信頼性の３つの
英語の頭文字をとった言葉。こちらも近年にGoogleが
重視している要素です。

つまり、お金や健康に関する分野で、そのコンテンツの
信頼性に関する部分で、大きなアップデートが行われた
可能性が高いと思われます。

弊社が運営するサイトでも、大半のサイトは全く順位
変動が見られなかったのですが、食品関連と治療院の
Webサイトで大変動がありました。

なお、こういったアップデートが行われる度に、
「対策は！」となりますが、もはやそういう時代では
ありません。

検索ユーザーに対して価値のある情報をお届けする。

特にお金や健康に関しては、間違いやウソはNGですし、
信頼できる情報を、自分の言葉でしっかりと発信する
ことが重要です。

その点で言えば、今回のアップデートで順位が大幅に
下落した…アクセスが減ってしまった…という方は、
改めて自社のコンテンツについて、

情報の正確性
発信者の専門性・権威性・信頼性

の２点について、見直してみてはいかがでしょうか？

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Googleの話題が続きます。

飲食店や小売店など、近くのお店を検索すると
出てくるGoogleマップ。近くのお店にピンが
立って便利ですが、そこにお店の情報を登録できる
無料のサービスがGoogleマイビジネスです。

ここのところ、Googleはマイビジネスに力を入れて
いるようで、今年になって様々な機能アップが
ありました。

先日、Googleが発表したところによると、

Googleマップのアプリやマイビジネスの投稿から
ユーザーが直接メッセージ送信できるようになる
ようです。

また、運営側にとって嬉しい機能追加として、
今までよりも、より詳しいユーザーのデータを
確認できるようになるとのこと。

まず、ユーザーが自分のお店を発見した時の検索
キーワードのリストが、より詳細なものになると
いう話です。

また、ユーザーが自分のお店を発見した時に使った
ツールが、Google検索なのか？それともマップなのか？
や、スマホ？PC？といったことが分かるように
なるそうです。

こういった情報は、多ければ多い程、役に立つ
ので、早目の実装を期待したいものです。

新型コロナウイルスが、企業のマーケティング活動に
どのような影響を及ぼしているのか？について、先日、
興味深いアンケート結果が公開されました。

まず、新型コロナの影響について

・マイナスの影響を大きく受けた：45.3%
・マイナスの影響と多少受けた　：30.2%
・変化なし　　　　　　　　　　：3.8%
・プラスの影響を多少受けた　　：15.1%
・プラスの影響と大きく受けた　：3.8%

実に、3/4の企業がマイナスの影響を受けたことが
わかります。

逆に、プラスだった企業は２割弱。新型コロナの
深刻さが伺えます。

今後の影響はいつまで続くと考えているか？

・２～３カ月程度 ：0%
・半年程度 ：15.1%
・１年以上 ：37.7%
・２～３年以上 ：13.2%
・今後もずっと影響が続く：32.1%

影響は２～３カ月…という回答が「０」だった
のに対し、１年以上の長く影響が続くと考える
企業が８割と、ここでも影響の深刻さが明確に
なっています。

因みに具体的なマイナスの影響としては、

・展示会やイベントの中止
・オンラインを含む商談の減少
・マーケティング予算の削減・凍結

といった回答が上位を占めています。

どの企業もこれまでのマーケティングスタイルが、
難しくなっている実態が浮き彫りになっています。

今後の対策としては、

・オンラインセミナーの活用
・オンライン商談の導入・強化
・ホームページ強化
・メールマーケティングの強化
・既存顧客へのフォローアップ

といったことが挙げられています。

マーケティングのWebシフトは来年もますます
進みそうです。

ただ、どの企業も当然Webマーケティングに
力を入れるということは、上手く実践しないと
その中に埋もれてしまう…ということです。

単なるWebシフトだけでなく、来年は、その
質も問われる形になるのではないでしょうか？

「Webに投資するが、成果に繋がらない」
それはズバリ。
企業の経営陣にWeb知識が足りないから！

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最後もGoogleの話題を。

先日、Googleが、「BLOB OPERA」なるサービスを
始めました。Googleは過去にもさまざまな実験的な
サービスを無料で提供していますが、これもその
１つのようです。

ページを見に行くと、ヘンテコなデザインの
カラフルなクリーチャーが４体並んでいます。

これはブロブというクリーチャーで、スライムと
アメーバーのような不定形の生物。

実は、このブロブたち、オペラ歌手の歌唱法を
再現できるというのです。Googleはプロのオペラ
歌手４人の声を機械学習。その成果をこのブロブ
たちに投入したという訳です。

このブヨンブヨンの怪生物をマウスで操作する事で、
誰でもプロのオペラ歌手のハーモニーを実現。
それを動画に記録できるそうです。

年末年始は家で自粛…。なんて時に、お子さんと
一緒にブロブをいじって、音楽作りを楽しむのも
良いかもしれませんね。

ではまた次号。
（2020/12/21）