No.0117|Google検索で重要?ページ・エクスペリエンス・シグナルとは?

こんにちは。
翔栄クリエイトのWebディレクター・篠崎です。

先週末、朝日新聞が赤字になり、

「社員の新聞購読を自腹化」

したことが話題になりました。

実際、新聞業界全体で、発行部数は、2020年10月
で3500万部強と、3年前に比較して700万部も減少
しています。

発行部数の減少は年々加速、紙の新聞離れは進み、
その流れもあって、先のニュースは、ある意味、
新聞凋落の象徴と言えるのかもしれません。

海外では電子版などへの切替で、成功する会社も
出ている中で、日本の新聞メディアは、このまま
縮小の一途をたどるのか?
それとも…。

それでは本日のトピックスです。

CONTENTS

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01.Google検索…ページ・エクスペリエンス・シグナルが重要に?
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先日、Googleの中の人が、ユーザーからの質問への
回答で、なかなか重要な発言をしました。

いわゆる、ページ・エクスペリエンス・シグナルと
呼ばれる要素についてです。

ページ・エクスペリエンス・シグナルとは、

コア・ウェブ・バイタル(ページの表示速度やユーザーの
操作性、視覚要素の安定性の3要素)や、

モバイルフレンドリー、Webサイトの安全性、SSL対応…など、
Webサイトの内容ではなく、それ以外の部分で、ユーザーの
Webサイト体験に影響を与える要素をまとめた概念です。

今も検索の評価基準の要素にはなっていますが、将来的に、
今よりも重視される可能性があると発言しました。

これらは、絶対的な基準というよりは、相対的な基準であり、
世の中のWebサイトのレベルが上がり、これらの要素が、当然
となれば、必然的に重要な指標になる…ということでしょうか?

いずれにせよ、Webの表示速度や安全性、ユーザーの利便性は
Webサイトの成果に直結する部分でもあるので、検索云々とは
別に、常に磨き続ける必要があると思います。

内容だけでなく、ユーザーの使い勝手…という観点から、
改めて自社のWebサイトを見直しては、いかがでしょうか?

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02.認知度1位はドラえもん、では人気キャラ1位は?
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先日、面白いアンケート結果が発表されました。

全国の15歳~79歳の約1,200人を対象とした、マンガ・
アニメのキャラクターに関する認知度・好感度の調査です。

まずは、認知度。

1位:ドラえもん(認知度:98%)
2位:サザエさん(認知度:97%)
3位:アンパンマン(認知度:97%)
4位:ちびまる子ちゃん(認知度:96%)
5位:ゲゲゲの鬼太郎(認知度:95%)
6位:クレヨンしんちゃん(認知度:95%)
7位:ルパン三世(認知度:94%)
8位:鉄腕アトム(認知度:93%)
9位:となりのトトロ(認知度:93%)
10位:アルプスの少女ハイジ(認知度:92%)

当然のラインナップですね。

因みに、次点で「名探偵コナン」「ドラゴンボール」…
未だに映画がヒットしている「鬼滅の刃」は、16位に
位置しています。

では、好感度はどうか?

1位:となりのトトロ(好感度:34%)
2位:ドラえもん(好感度:30%)
3位:魔女の宅急便(好感度:26%)
4位:鬼滅の刃(好感度:24%)
5位:ルパン三世(好感度:24%)
6位:サザエさん(好感度:23%)
7位:アンパンマン(好感度:22%)
8位:名探偵コナン(好感度:21%)
9位:ドラゴンボール(好感度:20%)
10位:ちびまる子ちゃん(好感度:19%)

知名度と好感度の違いが、なかなか面白いと
思います。

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03.なぜWebが成果に繋がらないのか?初回体験講義のお知らせ
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「Webに投資するが、成果に繋がらない」
それはズバリ。
企業の経営陣にWeb知識が足りないから!

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04.2020年の広告はインターネット広告が独り勝ち
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先日、電通が「2020年 日本の広告費」を発表しました。

それによると、昨年一年間の日本の総広告費用は、前年比
で11.2%という、東日本大震災があった2011年以来、
9年ぶりのマイナス成長となったようです。

冒頭でもふれた、新聞を含む4マス媒体(TV、新聞、雑誌、
ラジオ)は、下落傾向が止まらず、厳しい状況が続いています。

逆に、インターネット広告は、昨年よりも5.9%増。

コロナ禍で、広告メディアのデジタル化が促進したことや、
巣ごもり需要で、ネットメディアへの接触が増えたことが、
増加の要因とされています。

この勢いで行けば、2021年は4マス媒体を凌駕するかも
しれません。

なお、イベントや屋外広告・交通広告、ダイレクトメール
などを含むプロモーションメディアの広告費の減少は深刻で
前年比、24.6%を大幅な減少となりました。

その中では、通販・ECの販促用のダイレクトメールだけでは、
堅調に推移したとのことで、ここにもコロナ禍の明暗が
クッキリ、現れたと言えます。

インターネット広告は、結果を数値化して見やすいため、
出稿主的には、効果を実感しやすく、代理店側もプッシュ
しやすいメディアだと思います。

コロナ禍という先が全く見通せない状況では、数字が明確
に出る広告を使いたくなる心境は良くわかります。

ただ、個人的には、4マスの影響力も、プロモーション
メディアの効果はまだまだ大きいと思っています。

果たして、今後もこの傾向は続くのか、インターネット広告
以外の巻き返しがあるのか?

注目です。

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05.あとがき:検索できない解約ページ
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先日、総務省がNTTドコモとKDDIが解約手付きページ
に「noindex」タグを入れていたと指摘したことが
ニュースになりました。

「noindex」というのは、Webサイトの制作に使われる
タグの1つで、簡単に説明すると、このページを、Google
などの検索システムに載せないでね、と伝える役割を
もっています。

つまり、ユーザーが、NTTドコモとKDDIの解約手付きを
したくて検索しても、その手付きページが検索で出て
こない状況だった訳です。

総務省の指摘で、両社とも、タグは既に削除したとの
ことですが、ちょっと酷いですよね。

大手なのに、かなりやることがセコイなぁ、と感じて
しまった訳です。

因みに、「noindex」はページ制作中でまだ検索されたく
無い時などにも使います。

もし、御社のWebサイトで、いつまでたっても検索に
出てこない…という場合は、削除し忘れていないか、
確認するのがお勧めです。

ではまた次号。
(2021/3/1)